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坂本政道書籍
ダークサイドとの遭遇 ― 坂本政道 はるかなる意識の旅
価格:1,760円(税込)
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◆本作は、「覚醒への旅路シリーズ」の2冊目です。
前作
『覚醒への旅路 ― 人はどこから来てどこへ向かうのか』はこちら⇒
(「はじめに」より)
私はダークサイドの宇宙人が実際にいるとはまったく考えていなかった。『スター・ウォーズ』のような映画の中だけの話かと思っていた。
それまでロバート・モンローの開発したヘミシンクという音響技術を使って深い意識状態に入り、数多くの星や銀河を訪れていた。そこでさまざまな生命体と会っていたが、特に邪悪な印象の生命体に会ったことはなかった。
ただ、後で振り返ると、その中のひとりに怪しい者がいた。彼にはフォーカス35とモンローが呼んだ非物質領域において、宇宙船の中で何回か会っていた。
名前をラッシェルモアという。オリオン・グループの宇宙人で、皇帝を名乗っていた。
ダークサイドの宇宙人は非常に巧妙な手口を使う。彼らは最初は善良な宇宙人と何ら変わらぬ感じで接触してくる。そして、予言めいたことを言い、それが当たることでこちらの信頼を勝ち得ていく。
さらに、こちらのエリート意識をくすぐったり、場合によっては、超能力を与えてくれたり、金や名声、権力が一時的に思い通りになるようにしてくれたりする。
それに魅せられて、彼らに従っていくと、そのうち彼らの思わくどおりにコントロールされてしまう。
執筆や講演活動をして社会に影響力がある人は、彼らのターゲットになりやすい。また、いわゆる精神世界に興味を持つ人も狙われやすい。なぜなら心をオープンにして来るものをそのまま受け入れる傾向があるからだ。
世の中には彼らの思わくどおりに操られている著名人や政治家がいる。
彼らの餌食になるかどうかは、その人が超能力や金、名声、権力などの誘惑にどれだけ動かされるかにかかっている。
彼らとて、その人を無理矢理彼らの思う方向に向かせることはできない。あくまでもその人の意思が決めるのである。
ダークサイドの宇宙人との出会いは、覚醒への旅路の途上で避けては通れない関門なのかもしれない。
覚醒とは人間意識が一つ上の段階へ上がることを言う。人は今、第3密度と呼ばれる段階にあるのだが、覚醒とは第3から第4密度へ上がることを指す。
覚醒への道を歩み、知覚が時空を超えて広がってゆくにつれ、時間的に、あるいは空間的に、より広範囲に存在する自分を知るようになる。
それは、さまざまな時代にさまざまな場所で生きていた、いわゆる過去世の自分たちや、さらには地球外の生命系に生きていた、あるいは、生きている自分たちを知ることである。
その過程で必然的に起こってくることがある。
それは「自分」や、「大きな意味での自分」の持つネガティブな側面を知るということ、さらには、そういう側面を自分の中へ統合するということである。
小さな意味での自分としては、自分個人の持つネガティブな側面に気づくということ、それを受け入れるということである。具体的に言うと、
(A) 怒り、恨み、憎しみ、そしり、ねたみ、愚痴、不平不満、悲しみ、苦しみ、つらさ、不安、怖れ、自己嫌悪、自己否定、罪悪感、劣等感、優越感、傲慢というネガティブな感情に囚われている、あるいは、囚われていた自分に気づく。
(B) そういう自分を否定したり、忘れようとしたりするのではなく、ありのまま受け入れる(それはそういう自分を癒すということでもある)。
これが自分のネガティブな側面に気づき、受け入れるという意味である。
普通はネガティブな側面に気がつくと、そういう自分を嫌い、否定しようとする。特にスピリチュアルなことに興味があって、精神性を高めようとしている人は、その傾向がある。
ところが、こういうネガティブな感情は否定しようとすればするほど、かえって大きくなってしまう。その存在をアピールしようとする。
だから、嫌ったり否定したりするのではなく、そのまま受け入れることが必要となる。
以上は小さな意味での自分、つまり個人として起こってくる事柄である。
それに対して大きな意味での自分ではどうだろうか。
ここで大きな意味での自分とは、時間や空間を超えて存在する自分であり、過去世の自分たちや、他の星に住む自分たちのことを指す(本書でお話しするITクラスターやさらにはITスーパークラスターとしての自分である)。
それについては、次のことが起こる。
(C) ネガティブ志向の生命体との出会いが起こる。その中には、いわゆるダークサイドの生命体がいる。平たく言えば、邪悪な宇宙人である。
(D) そういう生命体を大きな自分の中へ取り戻し、統合する。
つまり、大きな意味での自分の中には、ダークサイドの宇宙人が必ずいるので、それとの出会いが必然的に起こってくるのである。
大切なことはそういうダークサイドの自分に気づき、大きい自分の中へ取り戻すことである。ただし、それには相応の危険が伴う。ダークサイドの誘いに乗せられて、知らないうちにネガティブ側へ邁進してしまう可能性がある。ミイラとりがミイラになるわけだ。
本書は、ダークサイドの皇帝ラッシェルモアとの出会いに始まって起こった一連の出来事について主に書かれている。これと類することは誰でも起こり得ることだと思う。と言うより、もうすでにダークサイドの宇宙人からの誘いは始まっているかもしれない。あなたがそれに気づいていないだけということもありえる。
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